2010年6月17日(木)15:58

EU首脳会議はエストニアのユーロ圏加盟への道を開く

ブリュッセル(AP)

ユーロ危機にもかかわらず、通貨同盟はさらに拡大する。エストニアは2011年1月1日に17番目の加盟国としてユーロ圏に加わることが認められた。外交筋によれば、EU各国首脳は木曜日、EU財務相会合の勧告を承認したという。

すでに欧州委員会は今年5月の時点で、人口130万人の小国がユーロ加盟の準備が整ったとして、エストニアのユーロ加盟を勧告している。実際、エストニアの今年の財政赤字は国内総生産比で2.4パーセント、債務残高は同比9.5パーセントと推計される。この数字は他をはるかに引き離す、ユーロ圏の最優等生であり、安定協定を遵守できる唯一の国となる見込みである。インフレ率も過去12カ月で0.7パーセントのマイナスであり、これは1パーセントの推奨値を大きく下回っている。

欧州委員会のオリ・レーン通貨担当委員は、深刻な危機にもかかわらずユーロ圏を拡大することを弁明した。エストニアの加盟は「中期的政策の支えとしてのユーロの役割を補強する、明確なシグナル」であるとレーン委員は述べた。最近のユーロ加盟は2009年のスロヴァキアである。2014年にはリトアニアとラトヴィアが加わる可能性がある。

原題:EU-Gipfel macht Weg fuer Beitritt Estlands zur Eurozone frei




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