2013年6月7日(金)
AFP
ドイツ連邦参議院はクロアチアのEU加盟に道を開いた。連邦議会に続き、連邦参議院もクロアチアを28番目の加盟国として欧州連合に迎え入れることを承認した。承認は全会一致であった。連邦参議院はまた、クロアチアに完全な労働者の移動の自由を承認する補足決議を可決した。
EU加盟諸国の議会承認は、人口420万人のクロアチアがEUに加盟するにあたり、最後のハードルであった。クロアチアのEU加盟条約はすでに2011年12月の首脳会議で調印されている。ユーゴスラビアから分離独立した6つの共和国のうち、クロアチアはスロヴェニアに続く2番目のEU加盟国となる。
ドイツ連邦参議院はEU加盟国で最後にクロアチアの加盟を承認した議会となった。ドイツのギード・ヴェスターヴェレ外相(自由民主党FDP)は、この決定によりクロアチアの加盟にはもはや一切の障害はなくなったと連邦参議院で述べた。「クロアチアはこれにより大きな欧州の平和プロセスの一部となった。」加盟は「地域全体に対するメッセージ効果」を持つ。すべての基準を満たせば、この地域のどの国もEU加盟展望が得られるのだ、とヴェスターヴェレ外相は語った。
原題:Bundesrat billigt Kroatiens EU-Beitritt
Adrialand soll am 1. Juli Vollmitglied werden