2014年6月23日(月)

アルバニアはEU加盟候補国に

一方で改革も勧告

AFP

アルバニアは欧州連合加盟に向け、長い道のりの第一歩を踏み出す。EU加盟国のEU担当相はルクセンブルクで、バルカン半島のアルバニアに加盟候補国の地位を承認することを決定した。しかし一方で共同声明において、司法改革、少数民族の保護、ならびに汚職や組織犯罪に対する取り組みの強化を求めた。この決定はなお今週末のEU首脳会議で、加盟国首脳の公式の承認を得る必要がある。

首脳会議の承認は形式的なものである。しかし欧州委員会は、加盟候補国の地位の承認は自動的に加盟交渉開始を意味するものではないと強調し、大抵の場合数年に及ぶ加盟交渉の開始には、まずアルバニアの一層の改革が必要であると求めた。アルバニアは他のバルカン諸国とともに2003年にEU加盟展望が認められている。

ドイツ外務省のミヒャエル・ロート政務次官(社会民主党SPD)は今後の手続きについて「これは自動プロセスなどではない」とルクセンブルクで語った。「アルバニアは汚職撲滅や法治国家の構築で進展を見せた」。これに報いる必要があるのだ。しかしこの路線を一貫して継続することがなければ、また「民主的な諸機構や安定した法治国家、メディアや司法の独立、汚職撲滅への一貫した取り組みがなければ」アルバニアのEU加盟はない、とロート政務次官は述べた。

原題:Albanien wird Kandidat fuer EU-Beitritt
Balkanstaat wird aber zu Fortschritten ermahnt




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