2014年6月29日(日)

ユンケル次期欧州委員長候補はインターネット担当の欧州委員ポストを新設する意向

デジタル経済が新たな重点策に

AFP

メディアの報道によれば、ジャン・クロード・ユンケル次期欧州委員長候補はインターネット担当の欧州委員ポストを新設することにより、デジタル経済を任期中の中心課題に据える意向であるという。ユンケル氏は欧州委員会にデジタル担当委員を設け、これに包括的な権限を与えようと考えている、とシュピーゲル誌Der Spiegelは報じた。これはラジオの周波数の割り当てなど、従来は加盟国が行っていた事項に関する共同決定権を含むものであるという。

ユンケル氏の計画によれば、大きなデータをまとめて送るEU全体の周波数帯を決めることによって、EUのデジタル化が大きく進展する可能性がある、とシュピーゲル誌は報じている。また新設されるデジタル担当の欧州委員はEU全体に適用される著作権の確立をはかるという。ユンケル氏は金曜日、イギリスとハンガリーの反対を抑え、EU加盟国首脳によって次期欧州委員長に指名された。欧州議会の承認は確実と見られている。

原題:Juncker will EU-Internet-Kommissar einfuehren
Digitale Wirtschaft soll neues Schwerpunktthema werden




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