2001年3月26日(月) 14:11

欧州委員会はトルコの一層の改革を促す

フェアホイゲン拡大委員はトルコ政府の改革プログラムを歓迎 ‐死刑制度と文化的平等が依然として障害

ブリュッセル(AP)

欧州委員会は欧州連合加盟に向けたトルコの改革プログラムを歓迎する意向を示した。しかし人権の保証と死刑制度の廃止に関しては一層の努力を求めた。月曜日ブリュッセルにおいてトルコのイスマイル・ジェム外相と会見を終えた後、ギュンター・フェアホイゲンEU拡大委員はトルコ政府の改革プログラムを加盟準備における重要な段階と評した。しかし同委員は、死刑制度と文化的平等の問題ではなお改善の余地があると述べた。

ジェム外相は、この改革プログラムはトルコとEUの関係における転換点と考えると述べた。先週の月曜日、トルコ政府はEU加盟の課題を果たすべく、一連の改革案を決定した。この中では、人権の状況を改善し、トルコの一層の民主化をはかる措置が原則として定められている。しかしこのプログラムは、クルド人の同権という問題のように、重要な点においてEUの要求を満たしていない。

死刑制度の問題もいまだ解決していない。政府はプログラムの中で、死刑制度を再考し、当面の間死刑執行を見合わせると述べるにとどまっている。改革プログラムは全体で、政府が議会に提案するおよそ200の法案から成る。トルコは1999年12月、長い議論の末に、原則としてEU加盟候補国として承認を受けた。しかしEUはトルコに対し一連の改革を課題として要求している。

原題:EU-Kommission mahnt weitere Reformen in der Tuerkei an
Verheugen begruesst Regierungsprogramm - Todesstrafe und kulturelle Gleichberechtigung aber weiter Knackpunkte