2002年3月7日(木)16:16
ワルシャワ(AP)
ポーランドの著名な女性は政府に対し、教会に左右されない女性政策を遂行するよう求めた。金曜日の世界女性デーの公開書簡において女性たちは、ポーランドのEU加盟への支持を教会から取りつけるのと引き換えに、女性の権利をないがしろにした、として政府を批判した。
当初欧州統合に批判的であったカトリック教会の支持を得るために、昨年9月に発足した政府は選挙公約を破っている、とノーベル賞受賞者のヴィスワヴァ・シンボルスカや映画監督のアグニェシュカ・ホランドら、公開書簡の著者は述べている。ここで引き合いに出されているのは、厳格な中絶禁止法案を緩和し、性教育の授業を導入し、避妊具の購入を容易にすると訴えたレシェク・ミレル首相の選挙戦の公約である。
政府のミハエル・トベル広報官は、政府と教会の間に取り決めがあるとの主張を公式に否定し、政府は緊急の問題を優先させねばならないだけのことである、と説明した。
原題:Polnische Frauen protestieren gegen Regierung