2002年3月22日(金)17:28

EU将来像会議は加盟候補国に議長団への参加を認める

ブリュッセル(合同経済サービス / AFP)

EU将来像会議は初の会合で、EU加盟候補国に対して議長団の「ゲスト席」を認めることを決定した。代表者の選出方法については各国が自ら決めるのが良い、とヴァレリー・ジスカールデスタン議長は金曜日、ブリュッセルにおける2日間の会合の終わりで述べた。これまで加盟候補国は将来像会議には代表を送っていたが、議長団には代表がいなかった。

目下、12カ国の東欧および南欧の国々が欧州連合の加盟を申請している。将来像会議は木曜日、初の作業会合を開いた。2日間の会合では、105の代表のうちおよそ80名が3分間スピーチで自らの抱くEUの印象について語った。ジスカールデスタン議長は、メンバーの間には欧州連合が「鈍重で、複雑で、分かりにくく」なっているという広範な共通理解がある。これに加えて、将来像会議の多くのメンバーは「安全と司法」ならびに国際的なテーマに関してEUに一層の役割を望んでいる。4月中旬の次回の会合の議題は、「欧州連合の使命」であり、目下これに関するディスカッションペーパーが作成されているところである、と語った。

原題:EU-Konvent gewaehrt Beitrittslaendern Sitz im Praesidium