2003年3月23日(日)21:58

スロヴェニア国民の過半数はEUおよびNATOへの加盟に賛成

リュブリャーナ / ブリュッセル(ドイツ通信社)

旧ユーゴスラヴィアに属するスロヴェニアは日曜日に国民投票を行い、欧州連合ならびにNATOへの加盟を支持した。これは日曜日の晩発表された最初の公式集計でも確認された。開票率90%以上の段階での集計によれば、EU加盟を支持するものは89,7%、反対は10,3%である。

NATO加盟については支持が66,1パーセント、反対は33,9%となっている。国の選管の発表によれば、投票率は60%前後であるという。有権者はおよそ160万人であった。公式の最終集計は月曜日に発表される。

欧州委員会は、2004年5月1日のEU加盟に対するスロヴェニア国民の承認を歓迎する意向を発表した。「この戦乱の時代にあって、平和、安定、繁栄を求める欧州統合プロジェクトを共に担おうと表明してくれたことは、特別な意味を持つ」と欧州委員会は日曜日の晩ブリュッセルで声明を発表した。

NATOのジョージ・ロバートソン事務総長は、スロヴェニア国民のNATO加盟承認を歓迎する意向を表明した。しかし加盟準備を整えるためにはまだ「多くの課題」が残っていると同事務総長は日曜日の晩ブリュッセルで述べた。

スロヴェニアの連立政権与党の代表も最大野党の代表も、予測最終得票の発表後、一様に安堵の表情を見せた。ヤネス・ドルノウシェク大統領は、今スロヴェニアにとって新しい時代が始まったと語った。EUおよびNATOへの正式加盟により、スロヴェニアの長年の努力が現実のものとなったのだ。「世界の未来は不確かとはいえ、EUおよびNATOの正規の一員として私たちは重要な国際問題についてともに決定に参与できることになったのだ」と大統領は語った。

原題:Mehrheit der Slowenen fuer EU- und NATO-Beitritt




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