2004年3月7日(日)11:10
ミュンヒェン(AFP)
EU拡大まで残すところ2ヶ月足らず、いまだ新規加盟10ヶ国は重大な欠点を抱えている模様である。欧州議会の発表した報告書ではとりわけポーランドが問題国とみなされていると『フォーカス』誌は伝えている。同誌によれば、ポーランドは汚職の撲滅および行政組織の面で著しい怠りがあると批判されているという。
『フォーカス』誌によれば、このような状況は、EU補助金を頼みにしているポーランドの農民に一切補助金が支給されない事態を招く恐れがあり、農村部での大量失業につながる危険性がある、と報告書は警告しているという。ドイツ選出の欧州議員で、欧州議会外交委員会の委員長を務めるエルマー・ブローク(キリスト教民主同盟)は『フォーカス』に対して、ポーランド政府は「自国の利益のために、EUの基準を実行に移すべく懸命の努力を行う」必要がある、と語った。
原題:EU-Bericht bescheinigt Polen vor Beitritt Defizite