2004年3月10日(水)08:23

ポーランドのEU加盟を歓迎するドイツ人は二人に一人

ベルリン(ドイツ通信社)

ドイツ国民の二人に一人は東の隣国ポーランドの欧州連合加盟を支持している。ドイツ通信社の委託で実施されたポリス世論調査によれば、ドイツ人はポーランドの加盟に対して、他の9ヶ国の加盟より留保をつける割合が高いことが明らかになった。

ポーランドの加盟を歓迎するとの回答は51パーセント、拒否が37パーセント、分からないが11パーセントであった。EUの東方拡大は5月1日に行われる。

一方、ドイツの人々が加盟を最も心待ちにしている国はハンガリーである。三分の二以上(68パーセント)が加盟を支持し、拒否は20パーセントであった。マルタについても加盟を支持する声が強い。64パーセントが歓迎、拒否は21パーセントであった。以下、支持率の高い順に、エストニア、ラトヴィア(いずれも60パーセントの支持)、リトアニア(58パーセント)、チェコ(57パーセント)、スロヴァキア(55パーセント)と続く。キプロスとスロヴェニアの加盟も55パーセントの支持を得た。

ポーランドの加盟に対する留保は、とりわけ初等教育のみの修了者に多く見られる。高等学校卒業資格(アビトゥーア)を取得した人では65パーセントが加盟を支持しているのに対し、義務教育後期課程(小学校5〜9年に相当=訳注)の修了者では支持率は42パーセントに下がり、拒否は44パーセントにのぼっている。このポリス社の世論調査は、3月1日から3日の間に15歳以上を対象に行われた。

原題:Jeder zweite Deutsche sieht Polens EU-Beitritt positiv




トップへ戻る