2005年3月30日(水)15:20

欧州議会外交委員会はルーマニアとブルガリアの加盟を承認

ブリュッセル(AP)

欧州議会の外交政策委員会は水曜日、ルーマニアとブルガリアの2007年1月1日のEU加盟を承認した。今後は4月13日の欧州議会の本会議で新規加盟が承認される見込みである。新規加盟に関する協定はその2週間後に加盟国の外相によって調印され、その後EU加盟国の批准に回されることになる。

しかし昨年の25ヶ国への拡大ラウンドと異なり、ルーマニアとブルガリアは2年後の加盟について保証を得られない。今回の拡大協定には脱退条項が設けられており、加盟候補国が政治的、経済的改革を実行しない場合は加盟を遅延できるとしている。

ブルガリアに対しては、司法および警察制度の近代化と汚職および組織犯罪に対する取締りの強化などが求められている。ルーマニアに対しては、これに加えて環境の保護や、鉄鋼業などに対する国の補助金の削減が要求されている。

新たに設けられる脱退条項はトルコやクロアチアに対するシグナルとも見られている。トルコ政府は10月3日の加盟交渉開始を期待している。またクロアチアは2007年の加盟を希望している。しかしクロアチア政府が国連戦犯法廷と密接に協力していないことを理由に、加盟交渉の開始は当面延期された。

原題:EU-Parlamentsausschuss stimmt fuer Beitritt Rumaeniens und Bulgariens




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