2007年3月29日(木)18:37

EUはトルコとのEU加盟交渉を再開

ブリュッセル/ベルリン(ddp)

数ヶ月の中断の後、欧州連合はトルコとの間で加盟交渉を再開した。全35分野のうち2番目の分野*の交渉が始まったとEUは木曜日ブリュッセルで伝えた。EU議長を務めるドイツのフランクヴァルター・シュタインマイヤー外相(社会民主党)は喜びの表情を見せた。「トルコとの加盟交渉プロセスは再び軌道に乗った」と外相はベルリンで語った。トルコと並び、クロアチアとの加盟協議も行われ、交渉は第6の分野に入った。

トルコとのEU加盟交渉は2005年10月に開始された。交渉の対象となる全35分野のうち、これまで交渉を開始し、無事完了したのは1分野に留まっている。その後の交渉過程はEU加盟国のキプロスが阻止している。その理由はトルコがキプロス共和国を国際法上承認しないからである。トルコは1974年に地中海の島キプロスの北部を占領した。南のキプロス共和国のみが2004年に欧州連合加盟を果たした。

トルコが進展を見せないため、EUは昨年末、加盟交渉を部分的に中断した。中断の対象となったのは域内市場に関する8分野である。これらの分野は今後も交渉から除外される。シュタインマイヤー外相は、EU議長国ドイツの行動の基準となるのは2006年12月のEU外相理事会の決定であると述べた。

原題:EU verhandelt wieder mit Tuerkei ueber EU-Beitritt

*訳注:AFP通信によれば、再開されたのは「企業・産業政策」である。また「学問と研究」分野の交渉が唯一完了している。




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