2007年3月30日(金)14:19

EUはブルガリアとルーマニアの改革進展状況を調査

ブリュッセル(AP)

欧州委員会は新規加盟国ブルガリアとルーマニアの司法および農業について、あらためて調査を行う意向である。欧州委員会の広報官は金曜日ブリュッセルで、専門家チームが4月に両国の1月1日のEU加盟以降の進展を調査することになると発表した。2006年秋に欧州委員会が指摘した問題が解消されていなければ、いわゆる保護条項が適用される可能性があるという。しかしその決定は早くても6月になると予測される。

たとえば司法の分野で保護条項が適用されれば、ルーマニアやブルガリアの裁判官による判決は必ずしも他のEU加盟国で自動的に承認されるものとはならない。すでに食品の安全の分野では一連の規制措置が取られており、ブルガリアとルーマニアの数多くの食肉処理場や乳製品製造工場に対しては、他のEU諸国への製品の出荷が認められていない。また、依然両国が満足な補助金管理体制を確立していなければ、EU農業補助金の支給も遅れる恐れがある。

ブルガリア、ルーマニア両国は金曜日、汚職の問題など、欧州委員会から指摘された問題の改善に関する報告書を同委員会に提出した。欧州委員会はこの報告書と欧州委員会および他のEU加盟国の専門家チームによる判断を基に、保護条項の適用が必要か否かについて6月に勧告を行なう意向である。その後勧告はEU加盟諸国の決定に委ねられる。

原題:EU-Experten sollen Fortschritte Bulgariens und Rumaeniens pruefen




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