2013年3月7日(木)17:59
ミュンヒェン(dapd)
キリスト教社会同盟(CSU)はルーマニアとブルガリアからの移民の増加を教訓に、欧州連合の拡大停止を求めた。「私たちはさらなる国々の加盟にブレーキをかけねばならない」とバイエルン州のヨアヒム・ヘルマン内相(CSU)はミュンヒナー・メルクーアMuenchner Merkur 紙(金曜版)に語った。「これからクロアチアの加盟が控えているが、すでに受け入れた国々をEUの水準に引き上げるには何年もかかるだろう」。EU水準を保証できない国はEUに加盟してはならない、とヘルマン内相は述べた。
ヘルマン内相はとりわけルーマニアの進展について不満を表明した。「EUはドイツの資金も含めて多額の支援をしている。私たちは(ルーマニアに対し)さらに強く、正常な国家機能を求めねばならない。また、残念ながらこの経験から教訓を引き出す必要もある。」これほど生活状況に格差があれば「総合的に見てEUへの加盟は時期尚早なのかもしれない」、と内相は語った。
ヘルマン内相はルーマニアとブルガリアのシェンゲン圏加盟を阻止するというドイツのEU政策上の決定を称賛した。両国は「シェンゲン圏加盟の段階に至っていない。国境は好意から開放したり、政治上の友好関係で開放したりしてはならないのだ」と内相は主張した。
原題:Herrmann verlangt EU-Aufnahme-Stopp