2013年3月26日(火)
ブリュッセル/ベルリン(dapd)
欧州委員会は今年7月1日のクロアチアの欧州連合加盟を承認した。この欧州委員会による加盟勧告は、火曜日発表されたクロアチアのEU加盟進展状況に関する第4次かつ最終次のモニタリング報告書に含まれている、と欧州委員会はブリュッセルで伝えた。
「クロアチアは懸命の努力を行い、改革のスピードを緩めなかった」とチェコ出身のシュテファン・フューレEU拡大担当委員は語った。しかしこの報告書では、クロアチアがさらなる改革を実行に移すことも求めている。とりわけ司法と汚職撲滅である。
EUの28ヶ国への拡大は今後なおすべてのEU加盟国の承認を得る必要がある。ドイツでは連邦議会と連邦参議院の承認が必要とされる。
ドイツのギード・ヴェスターヴェレ外相(自由民主党FDP)はクロアチアのEU加盟への努力を讃えた。私は連邦議会がこの欧州委員会の肯定的な評価を考慮するものと確信している。加盟交渉では何ら割引は行われていない、と外相は述べた。外相はまた、クロアチア政府がEU加盟後も改革の手を緩めないと約束したことを強調した。
キリスト教民主同盟・社会同盟のアンドレーアス・ショッケンホフ副議員団長(キリスト教民主同盟CDU)も肯定的な評価に同意した。欧州委員会のクロアチアに対するいわゆるモニタリングプロセスは、これまで加盟候補国に対して行われた中でもっとも厳格なものであった。クロアチアは司法と法治国家の分野で、2007年にEU加盟したルーマニアとブルガリアの現在の状況よりも高い評価を得た、とショッケンホフ副議員団長は明らかにした。
原題:Kroatien kann das 28. EU-Mitglied werden