2001年5月30日(水) 18:29

チェコは加盟協議を2002年半ばまでに完了させる意向

労働市場開放の移行期間を2年後に再検討するよう要求 ‐ フィッシャー独外相は移行期間を「中心課題」と評す

コットブス(AP)

チェコはEUとの加盟協議を来年の半ばまでに完了させる意向である。「翌年1月からわれわれは加盟の準備が整う」とチェコのヤン・カヴァン外相は水曜日、コットブスにおけるドイツのヨシュカ・フィッシャー外相とのパネルディスカッションの席で述べた。あわせてカヴァン外相は、労働者の移動の自由に対する制限を2年後に再検討するよう求めた。フィッシャー外相は移行期間の要求をドイツにとって「中心課題」であると評した。

「これまでのところ私は、チェコの労働者がドイツの労働市場に負担をかけるという証拠を見出すことができない」とカヴァン外相は語った。フィッシャー外相は、移行期間は欧州連合の南方拡大の際にも設けられた。また心理的理由からも移行期間は重要である、と主張し、「われわれは市民から拒絶ではなく支持を獲得しようと意図しているのである」と述べた。加盟期日をめぐる議論に関してフィッシャーは、「私の考えでは、チェコを含む第一陣の候補諸国は2004年の欧州議会選挙に参加できるだろう」と明言した。

EU東方拡大は地域援助資金の増額を伴うばかりではない。新規加盟国に配慮した新たなランク分けも必要なのである。これは農業補助金についても該当する、とフィッシャー外相は述べた。

原題:Tschechien will Beitrittsgespraeche bis Mitte 2002 abschliessen
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