2004年5月5日(水)14:11

ドイツの次期大統領候補は性急なトルコのEU加盟に反対

ベルリン(AFP)

キリスト教民主同盟・社会同盟および自由民主党(FDP)の推す次期大統領候補ホルスト・ケーラーはトルコのEU加盟に懐疑的な見解を表明した。「トルコのEU加盟問題を決定する前に、私たちはまず、EUが今後も活動できるように、現在の状態を固め、EUの機構制度を強化すべきである」とケーラー候補は『ライニッシャー・メルクーア』Rheinischer Merkur紙に語った。この文脈で同候補は、トルコとEUの間に「特権的パートナーシップ」を結ぶというキリスト教民主同盟(CDU)のヴォルフガング・ショイブレ外交問題担当の構想を「きわめて建設的」と評した。「このような規定は将来の正式加盟を原則的に排除するものではない」。「しかし私たちは人々の適応能力に過剰な負担をかけてはならない」、とケーラー候補は警鐘を鳴らした。

原題:Koehler gegen raschen EU-Beitritt der Tuerkei




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