2004年5月12日（水）15:44
ブリュッセル（AP）
新規加盟10ヶ国への拡大を果たした欧州連合は、新たな隣国と一層密接な協力関係を結ぶ意向である。「責任ある政治が行われている国々でEUが囲まれることは、民主主義と経済発展に新たな展望を開き、それゆえ全ヨーロッパの利益にかなう」。新たな隣国も「拡大EUの利益に与らせる」必要がある、と欧州委員会のギュンター・フェアホイゲン拡大担当委員は水曜日、ブリュッセルで語った。
EUの隣国政策はとりわけロシア、ベラルーシ、ウクライナ、モルダヴィアに関わる。これらの国々のEU加盟は当面計画されていない。しかしEUは政治、安全保障政策、経済、文化の面でこれらの国々と一層密接に協力する意向である。この隣国政策にはアルメニア、アゼルバイジャン、グルジア、ならびに中近東の国々も含まれる。ブルガリアとルーマニアは2007年にEUに加盟する予定である。トルコも加盟候補国であるが、加盟交渉はいまだ開始されていない。
原題：EU reicht neuen Nachbarn die Hand