2004年5月14日(金)14:10
プラハ(AFP)
チェコ政府は当初2006年に予定していたシェンゲン協定加盟を2007年10月に延期した。チェコ内務省の広報官は木曜日の夜、とりわけ中央のシェンゲン情報システム(SIS)との技術的問題を延期の理由に挙げた。チェコは5月1日に欧州連合に加盟を果たした。シェンゲン協定はEUの先駆的国々*)が1985年に結んだもので、これによりEU域内の国境が廃止され、大幅な移動の自由が可能となった。EU代表部の高官はすでに5月初めのEU拡大以前に、シェンゲン圏の新規加盟国への拡大は2007年以前には不可能であると指摘していた。
原題:Prag verschiebt Beitritt zum Schengen-Raum auf Oktober 2007
訳注: シェンゲン協定による協力は1985年にベルギー、オランダ、ルクセンブルク、フランス、ドイツの5ヶ国によってスタートした。現在はEU非加盟のノルウェー、アイスランドを含む15ヶ国(イギリス、アイルランドを除く)が加盟している。