2004年5月26日(水)16:17

EUの翻訳問題:「文章は短く!」

ブリュッセル(AP)

欧州委員会は水曜日、EUの官僚に対して、文章を短くまとめるよう求めた。さもなければ10ヶ国の新規加盟を受け、数十万ページに及ぶ翻訳の遅滞が生じる恐れがある。「われわれはこの事態を制御する必要がある」、と欧州委員会のエリック・メイマー広報官は警告した。「われわれはすべての官僚に対して文書を短く書くよう促したい。」

EUの公用語は従来の11ヶ国語に加えて、5月1日以降ポーランド語、チェコ語、スロヴァキア語、ハンガリー語、マルタ語、リトアニア語、エストニア語、ラトヴィア語、スロヴェニア語が新たに加わった。メイマー広報官によれば、すでに4月30日までに60,000ページの翻訳の遅滞が生じているという。改善策をとらなければ、3年のうちに遅滞は300,000ページに膨れ上がると広報官は述べた。すでにEUは、金融サービスの規制に関する二つの新たな法案が、20ヶ国語への翻訳が滞っているために、可決を秋に持ち越さざるを得ないことを認めている。2003年には2,400人の翻訳官が欧州委員会に勤務していた。2006年までに新規加盟国からさらに数百名の翻訳者が採用される予定である。

原題:≪Fasst euch kurz≫




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