2005年5月16日(火)20:43

ベネシュ大統領の記念碑の除幕式が行われる

プラハ(AP)

チェコ政府の代表者は月曜日プラハで故エトヴァルト・ベネシュ大統領の胸像の除幕式を行い、民主的なチェコスロヴァキアを創立した貢献者の一人として讃えた。プラハ城近くの外務省の前で行われた式典では、下院のリュボミール・ザオラレク議長が、ベネシュ大統領の目標は、自由、民主主義、公正を守ることであった、と述べた。

ドイツとオーストリアの故郷放逐者団体ならびに幾人かの政治家は、戦後のズデーテンドイツ人の放逐政策を理由にベネシュ大統領を批判している。いわゆるベネシュ布告に基づき、1945年におよそ300万人のズデーテンドイツ人およびスロヴァキアに住んでいた60万人のハンガリー系住民が財産を剥奪され、チェコスロヴァキアから追放された。チェコ議会はこのベネシュ布告を2002年に再確認している。チェコは同布告を破棄すれば、1945年に財産を剥奪された故郷放逐者に対し、損害賠償請求への道が開かれるのではないかと恐れている。「ベネシュ大統領について良く知り、確信をもって語り、なぜ我が国で尊敬を集めているかを隣国にも教えることが私たちの務めである」とザオラレク議長は語った。

原題:Statue zum Gedenken an Edvard Benes enthuellt




ホームへ戻る