2005年5月28日(土)16:55
ベオグラード(AP)
セルビア政府は土曜日、EU加盟の目標に向けた戦略文書を発表した。ミロリュブ・ラブス副首相は、この文書には欧州連合加盟のためにセルビアが実行せねばならないすべての改革がリストアップされている。EU加盟の準備は「政府だけではなく社会全体の課題である」、と語った。
EU基準を満たすためにセルビアは新たな憲法と数多くの法律を可決する必要がある。さらに汚職も防止しなくてはならない。この戦略文書に加えて、政府は2012年の加盟という目標に向けて、必要な改革の時期を記した行動計画も策定する予定である、とラブス副首相は語った。
セルビアはモンテネグロと国家連合を組んでいるため、外交政策を単独で決定することはできない。EU各国外相は4月末、セルビア・モンテネグロと安定連合協約の協議を開始することを決定した。この協定は同国のEU接近を意味するものではあるが、必ずしも加盟交渉につながることを意味するものではない、とEU各国外相は述べている。
原題:Serbische Regierung praesentiert Strategie fuer EU-Beitritt