2005年5月8日(月)13:48

ブルガリアとルーマニアの加盟に関する欧州委員会の決定は不透明

ウィーン/ベルリン(AFP)

報道によれば、欧州委員会はルーマニアとブルガリアの加盟に関する決定を半年延期する予定であるという。同委員会のオリ・レーン拡大担当委員はとりわけブルガリアに対し、司法制度の改革や組織犯罪への対策のため6ヶ月の猶予を与える意向である、とオーストリアの新聞『スタンダルト』Der Standart は欧州委員会筋の情報として伝えた。ブリュッセルの欧州委員会の広報官はこの報道に関するコメントを避けた。

欧州委員会は来週火曜日に自らの「選択」を発表する予定である、と広報官は語るに留まった。この日にレーン拡大担当委員はブルガリアとルーマニアに関する加盟進展報告書を発表し、両国の加盟期日を提案する。加盟期日としては2007年1月1日もしくは2008年1月1日が論議されている。

ドイツ連邦議会のマティーアス・ヴィスマン欧州委員会委員長(キリスト教民主同盟)は、ブルガリアの加盟に関する決定の延期に賛意を表明した。「このケースでは加盟に関する最終決定を2006年秋まで延ばすのが賢明かもしれない」。2008年1月1日に加盟が延期されても「何ら驚くことではない」とヴィスマン委員長は『ベルリーナー・ツァイトゥング』紙Berliner Zeitungに語った。

原題:EU-Entscheidung zu Bulgarien und Rumaenien unklar




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