2006年5月12日(金)09:49

EUはブルガリアとルーマニアの2007年加盟を認める意向

ベルリン(AFP)

ブルガリアとルーマニアのEU加盟に対する慎重論が依然収まらない中、欧州連合は両国の2007年1月1日加盟を認める意向であるという。欧州委員会は5月16日の加盟進展報告書でこの方針を発表する、と『ヴェルト』紙Die Welt は欧州委員会の高官筋の情報として伝えた。しかし欧州委員会は両国に新たな条件を課し、今年10月までの履行を求めるという。

2007年1月1日のEU加盟は、ブルガリアとルーマニアがこの条件を満たした場合にのみ可能である、と『ヴェルト』は欧州委員会の高官筋の発言を伝えている。来年の年頭の加盟の最も重要な条件として、欧州委員会はさらなる司法制度の改革を求める予定である。批判の中心は依然ブルガリアとなる。欧州委員会の見解では、ブルガリアはこれまで法治国家の機構制度の確立を怠ってきた、と同紙は高官筋の発言を報じている。

さらに『ヴェルト』紙の報道によれば、欧州委員会はルーマニアとブルガリアに対し加盟後3年間モニタリング・プロセスを実施することを発表するという。このプロセスの目的は両国に引き続き改革圧力をかけることにある。もし両国が法律・経済の基準達成という条件をいくつかの分野で満たさなければ、EUはその分野への財政援助を削減する意向である。

原題:EU will Bulgarien und Rumaenien 2007 aufnehmen




トップへ戻る