2008年5月10日(土)11:06

フランスはトルコのEU加盟に反対

ニコシア(ドイツ通信社dpa)

フランスのフランソワ・フィヨン首相はキプロスの首都ニコシアで、EUとトルコの関係を特権的パートナーシップに留めるよう主張した。フランスは他のEU加盟国に駐留部隊を送っているような国のEU加盟については承諾できない、とフィヨン首相は語った。

「これは受け入れられない」と、フィヨン首相はニコシアでキプロスのディミトリス・フリストフィアス大統領との会談を終えた後、キプロステレビで述べた。

フィヨン首相によれば、フランス政府は国連安保常任理事国としてキプロス分断の解決に向け、今後数ヶ月間、精力的に取り組む意向であるという。キプロスは1974年のギリシャ系住民のクーデターとトルコ軍の侵攻以来、分断が続いている。島の北部には約35,000のトルコ軍が駐留している。国際的に承認されているのは島の南を統治するキプロス共和国のみである。地中海で三番目に大きい島キプロスは2004年5月以来EU加盟国となっている。

原題:Paris gegen tuerkischen EU-Beitritt




ホームへ戻る