2008年5月23日(金)14:17

ポーランドは「東欧パートナーシップ」を提案

ブリュッセル(AFP)

地中海連合への対抗としてポーランドは他のEU加盟国に東欧パートナーシップOsteuropa-Partnerschaftへの支持を求める意向である。ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相は来週月曜日にブリュッセルで開かれるEU外相理事会でスウェーデンの支持を受けこの提案の詳細について説明する、とEU外交筋は伝えた。ポーランドはこれによりフランスの提案する地中海連合に対抗する構えである。地中海連合は7月13日にパリで開かれるEU首脳会議で正式に創設が発表される予定である。ドイツ政府はポーランドの提案に前向きである。

外交筋によれば、ポーランドは再び「EUの隣国政策のバランスを取る」ことを考えているという。EUと地中海圏の計44ヶ国による地中海連合が創設されるならば、東欧方面も強化しなくてはならないのは「理の当然」だとEU外交筋は伝えている。ポーランド政府はとりわけEU加盟に強い意欲を持つウクライナへの支援を意図している。

外交筋によればドイツ政府はこの提案を「興味深い」と評価しており、いずれにせよEU内で必ず議論すべき提案であると述べたという。一方フランスはこれに対し疑念を表明した。ある外交官はウクライナのEU加盟は現時点では議論にならないと牽制した。EUは隣国政策としてウクライナに対する支援だけでも2010年までにおよそ5億ユーロを計上している。

原題:Polen stoesst Osteuropa-Partnerschaft an




ホームへ戻る