2009年5月10日（日）19:42

アイスランド政府は議会にEU加盟を問う意向

AFP

アイスランドの新政権は、欧州連合との加盟交渉の開始を議会の採決に委ねる意向である。外相は議会に「アイスランドのEU加盟を視野に入れた」決議案を提出する、と新内閣はレイキャビクで声明を発表した。ヨハンナ・シグルザルドッティル新首相は選挙戦で、人口32万人の大西洋の島国を欧州連合加盟に導くと公約していた。

EUとユーロ圏への加盟は、金融危機で国家破産に瀕した国にとって最善の策である、とシグルザルドッティル首相は選挙前に述べていた。社会民主同盟と左派緑運動の連合は、4月25日の議会選挙で絶対多数を獲得している。

欧州委員会のオリ・レーン拡大担当委員によれば、アイスランドが申請すれば加盟交渉はすぐにも開始されるという。アイルランドはヨーロッパで最も古い民主国家のひとつであるばかりか、「きわめて安定した」民主国家でもある、とレーン委員は語った。

原題：Islaendisches Parlament soll ueber EU-Kandidatur abstimmen