2011年5月1日(日)12:42

東欧に対する労働市場開放が発効

AFP

今日から中東欧8ヶ国のEU加盟国の労働者は自由にドイツの労働市場に参入できる。ポーランド、ハンガリー、チェコ、スロヴェニア、スロヴァキアならびにエストニア、ラトヴィア、リトアニアのバルト三国の労働者は一切の制約なくドイツで職を探すことができる。しかし当面ルーマニアとブルガリアにはいわゆる労働者の移動の自由が適用されない。

フィリップ・レースラー保健相(自由民主党FDP)は、介護部門が今回の労働市場開放の恩恵をまったく受けないとの見解を表明した。介護の根本的問題の一つである専門職不足は解消されない、とレースラー保健相はハンブルガー・アーベントブラット紙Hamburger Abendblattに語った。東欧からの専門的労働者は他のEU諸国で新たな職業展望を切り開くだろう。加えてほかならぬ介護のような繊細な分野こそ、言葉の壁や文化的障害を過小評価してはならない分野なのだ、とレースラー保健相は述べた。

雇用者と政府は専門職不足というドイツの状況が労働市場開放によって解消される可能性があると見ている。一方労働組合は賃金ダンピングを懸念し、それゆえ一律の最低賃金規定の導入を求めている。パートタイム会社の労働者には5月より最低賃金規定が適用される。

原題:Arbeitnehmerfreizuegigkeit fuer Osteuropaeer tritt in Kraft




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