2011年5月26日(木)16:52
AFP
欧州委員会のシュテファン・フューレ拡大担当委員は、ボスニア・セルビア軍の戦犯容疑者ラトコ・ムラディッチの逮捕により、セルビアがEU加盟に大きく前進したとの見解を表明した。「正義が行われ、セルビアの欧州連合加盟の障害が除去された」。セルビア政府は逮捕を約束し、この約束を果たしたことにより、「セルビア政府とセルビアの信頼性を証明した」とフューレ委員は木曜日ブリュッセルで語った。フューレ委員は、指名手配中のゴーラン・ハジッチ戦犯容疑者についてもセルビアが同じように行動するとの確信を表明した。
しかしフューレ拡大担当委員はセルビア政府に対して、EU加盟基準を満たすべく、さらなる改革を実行に移すよう勧告し、改革が必要な分野として司法制度と行政を挙げた。セルビアは2009年末にEU加盟の意思を表明しており、今年末までに加盟候補国として承認されることを希望している。
フューレ委員は10月に報告書を発表する予定である。そこでセルビアが加盟候補国に推薦されれば、次はEU加盟27ヶ国の首脳の承認が必要となる。これは12月のEU首脳会議に行われる可能性がある。
原題:EU: Mladic-Verhaftung laesst Serbien EU-Beitritt naeher kommen
Erweiterungskommissar sieht "grosses Hindernis beseitigt"