2012年5月9日(水)13:32
ブリュッセル(dapd)
欧州委員会の意向では、EU経済は成長協定ではなく、政府間条約の形で活性化が図られるべきであるという。また経済成長への予算措置は債務やインフレを引き起こしてまで行われてはならない、と欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ欧州委員長は水曜日、ブリュッセルで開かれたWDRのヨーロッパフォーラムで語った。とりわけEU予算の延期と構造改革が必須であると委員長は述べた。EU財政協定の再交渉についてはきっぱりと否定した。
バローゾ委員長はギリシャの病んだ経済状況を踏まえて、ギリシャはドイツをお手本にすべきであると述べた。「なぜドイツが他の国々よりもはるかに良い状況なのかという理由のひとつは、必須の構造改革をすでに実行に移し、競争力を改善したことにある。」これを受けて輸出は大きく伸びたのだ。ギリシャもこの例に倣うべきである、とポルトガル出身のバローゾ委員長は忠告した
原題:Barroso wirbt fuer ergaenzende Wachstumsvertrag