2013年5月20日(月)
AFP
ドイツのギード・ヴェスターヴェレ外相(自由民主党FDP)はセルビア訪問の開始にあたり、セルビアのEU加盟交渉にはコソボとの関係正常化が重要な前提になると強調した。「ドイツはセルビアがEU加盟の道を歩むことを望んでいる」と外相はベオグラードに到着して語った、と外務省は伝えた。4月にコソボ政府との間で合意された基本協定は「歴史的合意」である。その実行へのステップが今後は「EU加盟の道筋」にとって「重要な前提条件」となる、と外相は語った。
セルビアとかつてのコソボ自治州は4月中旬EUの仲介のもと、困難な交渉の末にようやく両国関係の正常化に関する協定を結んだ。コソボは2008年に独立を宣言しているが、セルビア政府は独立承認を厳しく拒んでいる。
今後は双方の協定を実際に実行に移すことが必要となる。これは段階的で良いが「目に見える具体的な形で」行われねばならない。ドイツは基本的に、セルビアのEUへの道はEUの経済的利益のみならず、セルビア国民の利益にもかなうと考えている、とヴェスターヴェレ外相は到着後語った、と外務省は伝えた。
ヴェスターヴェレ外相は今日ベオグラードでセルビアのトミスラフ・ニコリッチ大統領、イヴィツァ・ダチッチ首相ならびにイヴァン・ムルキッチ外相と会談する。その後ヴェスターヴェレ外相はコソボを訪ね、コソボのハシム・サチ首相ならびにエンベル・ホジャイ外相と協議する予定である。
原題:Westerwelle: Weg Richtung EU fuer Serbien ueber das Kosovo
Aussenminister zu Gespraechen in Belgrad eingetroffen