2016年5月30日(月)

ポーランドはEU法治国家監督是正手続きの停止を期待

ドイツ通信社dpa

ポーランドのヴィトルド・ヴァシチコフスキ外相は欧州委員会によるポーランドの法治国家性保護手続きの停止を期待している。

「いくつもの妥協案が提起されている。対話も始まったので、ポーランドへの制裁に踏み切る理由はない」。「欧州委員会は、どこまでポーランドが妥協に応じられるか承知している」とヴァシチコフスキ外相はテレビ局TVN24で語った。

民族保守派のポーランド政府が問題含みの司法改革を実施したことを受けて、欧州委員会は1月にこの法治国家監督是正手続きを開始した。反対派や法律の専門家は、政府の新たな法律がポーランド憲法裁判所の機能を麻痺させると考えている。

ヴァシチコフスキ外相は与党「法と正義」PiSのヤロスワフ・カチンスキ党首の発言を受けて、ポーランドは欧州委員会との「戦争」など望んでいないと保証した。カチンスキ党首は月曜日に発行された親政府派の雑誌『ド・ジェチ』Do Rzecyのインタビューで、欧州司法裁判所に欧州委員会を提訴することも辞さないと述べた。「我が国の主権と改革の権利が脅かされている」「EUの(権力)中枢は国の主権を尊重していない。つまりポーランドを尊重していないのだ」とカチンスキ党首は発言していた。

原題:Polen hofft auf Einstellung des EU-Verfahrens




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