2001年11月27日(火) 18:26
ギュータースロー(ドイツ通信社 - AFX)
欧州委員会のロマーノ・プローディ委員長は欧州連合の拡大に最優先権を認めた。拡大プロセスは完全にタイムスケジュールに沿っているとプローディ委員長は火曜日、ヴェストファーレンのギュータースローで開かれた、メディアコンツェルンのベルテルスマン社主催のフォーラムで語った。最大で10ヶ国に及ぶ新規加盟国を2004年の欧州議会選挙の前に受け入れることは現実的な目標である、と同委員長は述べた。
ルーマニアやブルガリアのような国は次の拡大ラウンドで加盟を果たすことができよう。拡大後の欧州連合は、世界政治において責任を引き受けられる「グローバルな立役者」に成長する必要がある、とプローディ委員長は主張した。
「拡大したEUは世界における欧州の重要性をさらに高めるだろう」と委員長はベルテルスマン・センターに集まったおよそ450名の聴衆を前に語った。将来、国際的な舞台でEUはこれまで以上に積極的な役割を果たせるようになるだろう。しかしそのためには、EUが意見を一つにし、明確で精力的な発言を行い、共同歩調をとることが前提となる。加えてEUはその経済力を有効に使うことができる、とプローディ委員長は強調した。
原題:Prodi: Erweiterung hat Prioritaet - EU muss Akteur in der Weltpolitik werden