2005年11月21日(月)17:07
ブリュッセル(AP)
内戦の終結から10年を経て、ボスニア・ヘルツェゴヴィナは西バルカンの最後の国として欧州連合への扉を開けた。今週金曜日にEUはサラエボで同国政府と安定連合協定の交渉を開始する予定である。EU外相理事会は月曜日ブリュッセルで交渉開始を承認した。理事会は声明文で同国の発展における「歴史的瞬間」と述べている。
欧州委員会のオリ・レーン拡大担当委員は交渉開始の式典のために金曜日にサラエボに向かう意向である。EUとの安定連合協定は正式加盟に向けた最初のステップと見なされている。交渉開始の決定は、3年にわたるボスニア戦争の終結を取り決めた1995年のデイトンDayton和平条約の調印から10周年となる。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナはEU安定連合協定の交渉を行う最後の西バルカンの国となる。セルビア・モンテネグロおよびアルバニアとの間ではすでに交渉が行われている。EUはマケドニアとはすでに同協定の交渉を完了している。またスロヴェニアは2004年5月1日にEU加盟を果たし、クロアチアは今年10月3日以来EU加盟交渉が行われている。
(以下中東問題の決定に関するニュースは略す)
原題:Bosnien stoesst Tuer zur EU auf