2006年11月15日(水)19:49
AFP
EU加盟を数週間後に控え、国連児童基金ユニセフはルーマニアの児童売買対策について否定的な評価を下した。ルーマニアは撲滅に向け努力しているものの、ウクライナ、セルビア、モルダヴィアの児童売買の中心地になりつつある、とユニセフのルーマニア支部のピエール・プパールPierre Poupard支部長は水曜日ジュネーブで語った。ルーマニアは依然子供を西欧へ密輸する人身売買業者の「供給地」であると支部長は批判した。ユニセフの報告によれば、ルーマニアでは公式に確認されただけで2005年に2551人が人身売買の被害者となった。そのうち366人は子供である。しかしプパール支部長は、報告されていないケースも多いので、この数字は氷山の一角に過ぎないと述べている。
原題:UNICEF: Kinderhandel vor EU-Beitritt noch Problem in Rumaenien