2006年11月29日(水)10:19

欧州委員会はトルコとのEU加盟交渉を一部停止する意向

ブリュッセル(AP)

欧州委員会はトルコとのEU加盟交渉を一部停止する意向であると水曜日ブリュッセルのEU本部は伝えた。この勧告は、トルコが依然EU加盟国のキプロスに対する港湾開放を拒んでいるため、予定よりもおよそ一週間早く行なわれる、とブリュッセルは伝えている。トルコ政府は月曜日、EUの提案した妥協案を拒否した。トルコ政府との加盟交渉を継続するか否か、また継続するとしたらどのような規模で行うかという問題は、12月14日と15日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議で最終的に決定される。

欧州委員会の前倒しの勧告は、前日フィンランドが関税同盟のキプロス共和国拡大に関するトルコ政府との協議決裂を受けて、解決の道筋を探るべくマッティ・ヴァンハネン首相の金曜日のトルコ再訪問を発表していただけに、意表をつくものであった。フィンランドは現在EU議長国を務めている。

EU外交筋によれば、欧州委員会はトルコがこの問題で歩み寄る可能性は薄いとの印象を持っているという。しかし同委員会のオリ・レーン拡大担当委員は加盟交渉の全面的停止には反対しており、「列車のスピードは遅くなったが、止まることはない」と述べている。

原題:EU-Kommission will Verhandlungen mit Tuerkei teilweise aussetzen




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