2006年11月30日(木)14:01
ベルリン(AP)
欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長は、トルコ政府とのEU加盟交渉の一部停止はEUがトルコに扉を閉ざすことを意味するものではないと述べた。委員長は木曜日ベルリンでドイツ連邦議会内の欧州委員会との協議を終え、加盟交渉のテクニカルな準備は継続される。しかしトルコ政府は義務を果たしておらず、相応の影響は避けられない、と語った。
私は12月中旬のEU首脳会議で欧州委員会の姿勢が承認されるものと考えている、とバローゾ委員長は述べた。欧州委員会はトルコが関税同盟のキプロス拡大を強硬に拒んでいることを踏まえ、水曜日オリ・レーン拡大担当委員の提案を受けて、加盟交渉の一部停止を勧告した。
バローゾ委員長はこれより前、ドイツ連邦議会欧州委員会の議員に対して、欧州委員会の作業計画を説明した。連邦議会欧州委員会のマティーアス・ヴィスマン委員長によれば、官僚機構の整理縮小とEU市民に配慮した決定というバローゾ委員長の計画は広範な支持を得たという。また欧州委員会と各国議会の間に直接の連絡ルートを設けるという提案にも好意的な反応があったという。
原題:Barroso: EU schliesst nicht die Tuer fuer Ankara