2008年11月25日(火)15:07

ブルガリアは汚職のため巨額のEU補助金を失う

AFP

欧州委員会はブルガリアに対し汚職の蔓延を理由に巨額の補助金削減を行った。欧州委員会がブリュッセルで発表したところによれば、削減される補助金は総額で2億2000万ユーロにのぼる。加盟国に対しこのような制裁措置が取られるのは初めてのことである。この間ソフィアでは、EU補助金削減の理由の一つになった汚職事件の主犯に禁固5年の判決が言い渡された。

欧州委員会は7月、ブルガリアに対する約8億2500万ユーロの補助金を凍結した。欧州委員会は慎重に調査した結果、EU加盟準備支援プログラムPHAREの補助金の最終的カットを決定した、と欧州委員会のクリシュティナ・ナジ広報官は述べた。これによりブルガリア政府はこの補助金の請求権を失った。ナジ広報官は、ブルガリアは汚職撲滅の対策を強化しなければさらに別のEU補助金も失う恐れがあると警告した。

ブルガリアの司法当局が伝えるところによれば、交通基盤整備基金を管轄する前の高官が収賄で有罪判決を受けたという。判決によれば、このイワン・ヴラディミロフは発注の見返りとして建設業者からユーロ換算で25,000ユーロを要求したという。すでに仲介者には禁固1年の執行猶予付き判決が下されている。

原題:Bulgarien verliert wegen Korruption Millionen an EU-Hilfen




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