2010年11月25日(木)21:55
AFP
欧州委員会のシュテファン・フューレ拡大担当委員によれば、クロアチアの欧州連合加盟はいよいよ近づいているという。加盟交渉は最終局面を迎えた、とフューレ委員は木曜日、ザグレブでクロアチアのゴルダン・ヤンドロコヴィッチ外相との会談を終えて語った。「EU加盟は視界に入った」。残る最大の障害は法体系の改革である、とフューレ委員は付け加えた。「マラソンでは時にこの最後の数十メートルが最も辛い距離になる。」
クロアチア政府は2012年のEU加盟を目指している。今年6月末、クロアチアとEUは最後の3分野の交渉を開始した。交渉分野は全部で35分野あり、加盟候補国はこのすべてにおいてEU加盟基準を満たさねばならない。最後の3分野は競争権、司法と基本権、ならびに外交・安全・防衛政策である。
1990年代初頭に旧ユーゴスラビアから独立した国々のうち、これまでEU加盟を果たしているのはスロヴェニアのみである。
原題:EU-Beitritt Kroatiens laut Bruessel "in Sicht"