2011年11月21日(月)

セルビアとコソボはEUの要求する協議を再開

ブリュッセル(dapd)

セルビアとコソボは月曜日、両国の緊張関係の改善に向けた協議を再開した。この交渉はセルビアのEU加盟の条件とされている。2日間にわたる協議の中心テーマはコソボ北部の国境紛争になるだろう、とセルビア代表団のボリスラフ・ステファノヴィッチ主任交渉官は語った。

セルビアはコソボの独立を認めていない。コソボのセルビア系住民はコソボ当局による北部の国境警備隊の設置を妨げようとしている。7月と9月には民族主義的な紛争が起き、警察官一名が殺害され、コソボ治安維持部隊(KFOR)の4人を含め、少なくとも11人が負傷した。

EUはセルビアがコソボの独立を承認することをEU加盟の条件とはしていない。しかしセルビアがかつてのセルビアの自治州であるコソボとの間で「善隣関係」を構築することを強く求めている。

マヤ・コチヤンチチEU担当広報官は、協議の他のテーマは電信網と電力網の接続ならびにコソボの地域フォーラム参加であると伝えた。

セルビアについては来月EU加盟候補国の地位を認められることが予測されている。コソボのハシム・タチ首相は、「善隣関係に基づき、私たちもセルビアもEU統合への道が開ける」よう、技術的な案件で進展を期待している、と語った。

セルビアのボリス・タディッチ大統領は、セルビア政府はコソボ問題の解決に努力している、「なぜならこの問題はセルビア人だけでなく、ヨーロッパ大陸全体にとって障害であるからだ」と語った。

原題:Serbien und Kosovo nehmen von der EU geforderte Gespraeche wieder auf




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