2011年11月26日(土)15:13

メルケル首相とサルコジ大統領:新ユーロ条約を2月までに制定

ビルト紙:「記録的スピードの条約修正」

AFP(Eric Feferberg)

新聞報道によればドイツとフランスは新たなユーロ安定化条約を記録的スピードで、なるべく2012年初頭までに成立させる意向であるという。ドイツのアンゲラ・メルケル首相(キリスト教民主同盟CDU)とフランスのニコラ・サルコジ大統領は、この新たな安定協定をまずは各国間の条約として締結することも考えている、とビルト紙は外交筋の情報として報じた。

ドイツとフランスはこの計画を12月8日と9日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議で発表する意向である。ビルト紙によれば、各国間で締結する安定条約のモデルとなるのは、欧州連合内の国境検査を廃止した1985年のシェンゲン協定であるという。同協定は加盟国間の条約という形で発足した。

ドイツ政府の広報官は、経済・通貨同盟の強化とそれに必要な限定的条約修正に関する「集中的協議」が「まさにフランスとの間でも」進行していると認めた。広報官によれば、両国は「共同の構想を適切な方法で」EU首脳会議の予備協議に「提出する」意向であるという。また広報官は、公式にはEUのヘルマン・ファンロンパウ常任議長が経済・通貨同盟強化の提案を行う任務を負っていることを指摘した。

メルケル首相とサルコジ大統領は木曜日、ストラスブールでイタリアのマリオ・モンティ新首相と会談し、12月初旬の首脳会議までに条約修正の具体的提案を行うことを発表している。メルケル首相によれば、安定協定に違反した国の責任を問える仕組みになるという。さらにメルケル首相は安定成長協定に対する義務を厳しくするよう求めている。メルケル首相が党首を務めるCDUは、欧州司法裁判所に安定協定の違反に対する処罰件を与えることを主張している。

原題:Merkel und Sarkozy: Neuer Euro-Vertrag steht bis Februar
"Bild": Vertragsaenderungen im Rekordtempo




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