2011年11月27日(日)
ベルリン(dapd)
ドイツのヴォルフガング・ショイブレ財務相(キリスト教民主同盟CDU)はユーロ条約の速やかな修正を求めた。これは新たなEU会議を招集することなく、速やかに実現できる、とショイブレ財務相は日曜日の晩ARDの番組「ベルリンからの報告」Bericht aus Berlinで語った。重要なのは「安定同盟」に向けた発展である、と財務相は述べた。
ドイツとフランスは中核ユーロ圏を構想しているのかとの問いに対し、ショイブレ財務相は、これについてはあまりに多くの議論や憶測が行われている。ユーロ圏のどの加盟国も自らの宿題を片付けねばならない。これを保障するのが条約修正である。各国の予算は債務の上限を守る義務を負う。欧州委員会にはこれに反した予算を差し戻す権限を持たせる、と答えた。
ショイブレ財務相はあらためてユーロ諸国の共同債を拒否した。これについて議論すると、予算問題を抱えている国が努力を控えてもよいと誤解する恐れがある、とその理由を説明した。
原題:Schaeuble will rasche Aenderung der Euro-Vertraege