2012年11月1日(木)
AFP
ドイツのザビーネ・ロイトホイサー=シュナレンベルガー法務大臣(自由民主党FDP)は、トルコの少数民族対策の問題が同国のEU加盟交渉が進まない原因のひとつと考えている。法相はドイチュラントラーディオ・クルトゥーアDeutschlandradio Kulturで、レジェプ・タイップ・エルドアン首相率いる政権によってトルコ国内に大きな改革の動きが生まれたが、クルド人、アルメニア人、それにキリスト教のマイノリティーをいかに扱うかという問題はこの国のアイデンティティに関わる問題であり、それゆれこの問題では「大きな改革に至っていない」と語った。
一方でロイトホイサー=シュナレンベルガー法務大臣は司法の分野でトルコが進展したことを認めた。とりわけ「憲法裁判所への個人の異議申し立てを認めたことは改善である」。私はトルコ訪問中に憲法裁判所長ならびに判事と会談し、「この件できわめて中立かつ公正に対処している」との印象に至った、と法相は語った。
エルドアン首相は火曜日と水曜日にベルリンを訪問し、ドイツのアンゲラ・メルケル首相(キリスト教民主同盟CDU)とEU加盟交渉などの問題を協議した。加盟交渉は2005年に開始され、ドイツ政府によれば「結果を約束せずに進められている」。
原題:Leutheusser kritisiert Umgang Ankaras mit Minderheiten
Ministerin besucht tuerkisch-syrische Grenze