2012年11月8日(木)

国民投票に諮ればイギリスはEU脱退へ

世論調査の結果はドイツと正反対

AFP

国民投票が実施されれば、イギリス国民の過半数はEU脱退を支持することになるという。世論調査機関YouGovの世論調査では、EU加盟の可否を問う国民投票が行われた場合、49パーセントがEU脱退に投票すると回答した。EU残留を支持するのはわずか28パーセント、17パーセントは「どちらともいえない」と答えたという。

この世論調査はイギリスとドイツの国民の正反対の姿勢をも明らかにした。ドイツでは回答者の57パーセントが引き続きEUに留まることを支持したのに対して、EU脱退を支持したのは25パーセント、「どちらともいえない」は9パーセントであった。またフランスでは43パーセントがEU残留を支持、32パーセントは反対、「どちらともいえない」は10パーセントであった。

ドイツのアンゲラ・メルケル首相(キリスト教民主同盟CDU)とイギリスのデービッド・キャメロン首相は水曜日の晩ロンドンでEUの次期予算計画について協議を行った。「私にはEUに加盟しないイギリスなどとても想像できない」とメルケル首相はこれより前、欧州議会で語った。

EU予算の大幅削減を求めるイギリスの要求は、2014年から2020年までのEU中期予算計画の合意を脅かす最大のリスクとなっている。EUは11月22日と23日の臨時首脳会議で予算決定を行う予定である。イギリス政府は現在きわめてEUに批判的な政策を進めており、全会一致での可決が必要とされるEU予算案に拒否権を行使すると警告している。

原題:Briten wuerden in Referendum fuer EU-Austritt stimmen
Umfrage beleuchtet Gegensatz zu Haltung der Deutschen




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