2001年10月3日(水) 20:46

トルコ議会は憲法改正を可決

死刑の制限とクルド語のラジオ放送の許可

アンカラ(AP)

トルコ議会は水曜日、圧倒的多数で憲法改正案を可決し、同国の欧州連合加盟に向け一歩前進した。賛成474票対反対16票により、アンカラの国会は基本法の34項目の改正を決議した。従来の基本法は1980年の軍事クーデターで成立したものである。改正案はなおアフメット・ネズデット・ゼツェル大統領の署名を必要とする。

最も重要な改正は、死刑制度をテロ行為と国家反逆罪に限定した点ならびにクルド語のラジオ放送を許可した点である。しかしいくつかのクルド語放送は個別的に国家安全上の理由から引き続き禁止される可能性がある。またクルド語による授業も禁止を解かれていない。新しい憲法は国家安全保障会議における文民の役割を強化し、従来の5名から9名に増やす一方、同会議のメンバーの将軍は従来どおり5名にとどめている。

トルコは国内に住む1,200万人のクルド人を少数民族として承認していない。独自のクルド国家を目指す闘いはテロ行為と見なされ、それに応じた処罰を受ける。

原題:Tuerkisches Parlament billigt Verfassungsaenderungen
Beschraenkung der Todesstrafe und Zulassung kurdischer Rundfunksendungen