2001年10月4 日(木) 19:34
ブリュッセル(合同経済サービス / AFP)
欧州連合は、EU加盟候補国であるトルコの憲法改正の国会決議を歓迎する声明を発表した。「これはトルコの一層の民主化への一歩である」。EUは今後、改正の速やかな実行を期待する、と欧州委員会の広報官は木曜日ブリュッセルにおいて語った。トルコのビュレント・エジェビット首相は決議前、改正案はEU加盟に向けた「大きな進歩」であると評価していた。これによりEUの求めていた基本的な要求が満たされたことになる。水曜日に可決された34項目の憲法改正を含む一括案により、トルコ議会はとりわけ言論の自由、クルド人の言語の自由および集会の自由を拡大した。これに加えて、死刑制度が原則的に廃止されることになる。例外は戦争時およびテロ攻撃の場合に限られる。改正法はまた、政府に対する軍部の影響力を制限し、逮捕拘引された者の警察に対する権利を強化する内容となっている。
原題:EU begruesst Verfassungsreform in der Tuerkei