2001年10月24日(水)23:00
アンカラ(AP)
欧州連合加盟に向けた施策の一環として、トルコは民法を75年ぶりに改正し、最新の基準に合わせる意向である。そのための法案が水曜日からアンカラの国民議会で討議にかけられた。改正案はとりわけ女性の権利の改善を図る内容である。法案は今月末に決議され、アフメット・ネツデット・ゼツェル首相の承認と認可を経て来年1月1日に発効の予定である。
新たな規定では、夫が妻に対し妻の就業を許可する権利が認められなくなる。さらに離婚の際の妻の権利が改善され、結婚中に夫婦が蓄えた財産はすべて、妻と夫との間で均等に分配されることになる。これまでは妻の権利が認められていたのは、明確に妻の名で登録した財産に対してのみであった。
現在のトルコの民法は、オスマン帝国で適用されてきたイスラム法(シャリーア)に代わり、共和国を建設したムスタファ・ケマル・パシャ(後にアタチュルクと改名)によって1926年に採用されたものである。以後ほとんど変更を加えられなかったこの民法典は、当時スイスとドイツの民法を規範に作成された。女性団体は水曜日の女性地位改善の提議を、正しい方向への一歩として歓迎する声明を出した。
原題:Tuerkei will Zivilrecht nach modernem Standard reformieren
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