2004年10月6日(水)12:58

欧州委員会はトルコとの加盟交渉を支持

 短信

ブリュッセル(AP)

欧州委員会はトルコとの加盟交渉開始を支持する報告書を発表した。水曜日欧州委員会はブリュッセルで、ギュンター・フェアホイゲン拡大担当委員による加盟交渉開始の勧告に従う決定を行なった、と同委員会のフランツ・フィシュラー農業担当委員は伝えた。報告書は加盟交渉開始の期日については触れていないという。期日決定は、加盟交渉開始を最終的に決める12月17日のブリュッセルEU首脳会議に委ねられる。

欧州委員会の報告書はEU首脳会議の叩き台となる。オーストリア出身のフランツ・フィシュラー農業担当委員のような批判的な欧州委員も報告書を承認したという。フェアホイゲン拡大担当委員は報告書の承認を得るため、いくつかの保護的条項を付け加え、トルコのEU加盟の影響を和らげるべく配慮した。たとえば、もしトルコが民主主義の原則に違反した場合は加盟交渉を停止することができる。さらにトルコ人労働者の現EU加盟国への無制限流入を永続的に規制する条項も盛り込まれている。

フェアホイゲン委員はすでに会議の開始前に楽観的な見通しを表明していた。私は議論が長引くと予想している。「きわめて厄介な議論である。しかし私は良い結果を期待している」と委員は述べた。欧州委員会のロマーノ・プローディ委員長も欧州委員の合意が得られると考えていた。トルコのレチェップ・タイップ・エルドアン首相は火曜日の晩、ストラスブールの欧州議会を訪問し、私は「肯定的な結論」が出るものと期待している、と語った。

原題:Bruessel fuer Beitrittsverhandlungen mit der Tuerkei Kurzfassung




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