2004年10月6日(水)09:59
ニューデリー(AP)
ドイツのゲルハルト・シュレーダー首相は、欧州委員会のギュンター・フェアホイゲン拡大担当委員の提出したトルコとの加盟交渉開始に関する報告書の内容を歓迎する声明を発表した。「きわめて真剣な良い報告書」であると首相は水曜日ニューデリーで語った。首相は12月のEU首脳会議で加盟交渉開始に賛成する旨を表明し、その判断が下されるとの確信を示した。
報告書はトルコの加盟について真剣に交渉を行うべきであり、「他のことは問題にしない」と明確に述べている。政治的リスクは計算できる範囲と捉えられている、とシュレーダー首相は語った。
シュレーダー首相は、トルコのレチェップ・タイップ・エルドアン首相による「誇らしい」改革決算について語った。シュレーダー首相は、トルコの改革の実行状況が毎年の報告書で注視されることを強調し、労働市場の開放まで長い移行期間が予定されていると述べた。もし必要とあらば「他の保護的措置」も実施することができる。報告書はまた、「状況が明確になるまで」10年から15年かかるとはっきり述べている、とシュレーダー首相は語った。
原題:Schroeder begruesst Tuerkei-Bericht