2004年10月20日(水)18:08
イスタンブール(AP)
ヨシュカ・フィッシャー外相は水曜日、イスタンブールで開かれた緑の党の欧州議員の会議でトルコとのEU加盟交渉の開始を呼びかけた。民主的で大多数がイスラムのトルコは、「テロの全体主義」の脅威の中、欧州連合を強化してくれる。この戦略的次元を忘れてはならない。それゆえ私はEU各国首脳が12月に全会一致で加盟交渉の開始を承認するよう希望している、とフィッシャー外相は語った。
フィッシャー外相同様、会議で演説したトルコのアブドラ・ギュル外相も、正式加盟以外のあり方をトルコと協議すべきとの提案に反対する意向を示した。たとえばキリスト教民主同盟(CDU)などは、トルコとの間に「特権的パートナーシップ」を結ぶよう主張している。ギュル外相は、トルコはこの提案をまったく考慮しないどころか「考えたこともない」と述べた。火曜日に始まった3日間の会議は、「EUの中のトルコ:共通の未来」と題されている。
原題:Fischer bei Gruenen-Konferenz fuer EU-Verhandlungen mit Tuerkei